またあそぼ 紙芝居
魚松さん押入れから
懐かしいものを発見しました
紙芝居
ちょうどう10年前くらいだったかな
魚松さんは「出水市立図書館」のなかで行われている
子供への読み聞かせボランテアに参加していました
今でも所属しています
グループは「そらいろのたね」
名前からして優しいですよね
その時作っていた紙芝居が二つでてきました
ひとつはこれ
「またあそぼ」
ある、小さな森に沢山の雪が降りました
雪は お家にも 木にも お花にも 沢山積もりました
おやおや どうしたのでしょう?
森のくまさんはつまらなそう、どうしてかな?
実は、沢山の雪が積もり 外も とても寒いので 森のお友達が
遊びにこれないのです
たくさんの雪が降るのは嬉しいけれど
一日中家の中で退屈なくまさんは とうとう 雪の降る外へ出かけていきました
さて このくまさんなにをするのでしょうか?
くまさんは お母さんの作ってくれた帽子と 手袋をして 鼻を真っ赤にさせながら
沢山の雪を集めて 丸めて 真っ白な 可愛い雪だるまを作りました
くまさんは その雪だるまがとても気に入ったので、
目印に くまさんがしていた 青いマフラーを
雪だるまに巻いてあげることにしました
くまさんは、もっと 沢山の雪だるまを作りたかったのですが、
もう 森は日が落ちて薄暗くなっていました
くまさんは 早く帰らなくちゃ
お父さんと お母さんが 心配してしまうと思い
お家へ帰ることにしました
次の日 くまさんは 昨日作った雪だるまに会いに森の中へ出かけました
けれど、あれあれ?どうしたのでしょう?
昨日つくったはずの雪だるまがいないのです・・・・・その時です
ぽん!
突然くまさんのうしろに 雪だるまが現れたのです
そして、ゆきだるまくんは くまさんに こう言いました
「くまさん 僕と遊ぼうよ」って
くまさんは 大喜び
その日からくまさんは 雪だるまと 毎日
雪投げをしたり かまくらをつくったりと
暗くなるまで遊びました
そんな ある日
森は朝から ポカポカの太陽
森の雪も溶け出していました
くまさんは今日も雪だるまと遊ぼうと森へ出かけたのですが・・・
しかし、そこには大きな太陽に照らされて溶け始めている雪だるまの姿がありました
雪だるまは どんどん どんどん 溶けていってしまいます
けれど くまさんにはどうすることもできません
そして、 くまさんは とうとう泣き出してしまいました
そんなくまさんを見て、ゆきだるまは
「くまちゃん、そんなに泣かないで、僕を作ってくれてありがとう。すごく嬉しかったんだよ
そしてまた、この森に沢山の雪が降ったとき僕を作ってね そしてまた いっしょにあそぼう」
って
そう言い終わると とうとう 雪だるまは溶けて水になってしまいました
でも・・・不思議・・・
その下からは
小さなお花のつぼみが出てきました
そsちえ、くまさんはそのつぼみに
「またあそぼう」って声をかけて
春の日のさす森へ友達に会いに行きました
子供たちのイキイキとした
すんだ瞳は
魚松さんに沢山のパワーを与えてくれてました
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